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2006.04.19
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毎日飛び回っている仕事をしていると、日本中が“隣の駅”の気分だ。
だが旅行となると“隣の駅”は“とっておきの駅”に変わる時がある。
誰にも教えたくないとっておきの場所は、
それはそれは美しく、穏やかで、暖かい。
本当に誰にも教えたくない。 でも僕の性格上………教えたい。
とっておきの場所
京都の隠れ里にある宿
市内からバスで1時間30分近く山を登ったところに建つ。
左京区なのに携帯の電波は入らない。という粋な演出付き。
もちろんテレビだってなければ、新聞も遅れて届く。
だがそれを不便に思うことはないだろう。
何故なら
そこで働く人たちのにじみ出る暖かさや、
全てを清めてくれそうな湧き水、
そして何より、四季を感じる料理が
冷たい機器とはあまりにも釣り合わない。
自分もこの宿に似合う客でありたいと思ってしまうからだ。
忙しい生活に戻るとその宿が架空の場所だったのではと思う時がある。
次に訪れる時にはヘンゼルとグレーテルのように道しるべでもまこうか。
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